シンガポール海峡 (南シナ海のMangkaiおよびアナンバス諸島の海域に当たるマラッカ海峡)、マレーシアおよびインドネシア沿岸水域を運航する船舶のためのセキュリティ強化を発行

2014.07.11 Technical Information

当Marine Security Advisory: 04/2014は、Marine Security Advisory: 07/2009の改訂版になります。

シンガポール海峡 (南シナ海のMangkaiおよびアナンバス諸島の海域に当たるマラッカ海峡)、マレーシアおよびインドネシア沿岸水域を運航する船舶のためのセキュリティ強化
 
Subject: Enhanced security measures for vessels transiting the Singapore Straits, Malacca Straits, the waters off Mangkai & the Anambas islands in the South China Sea and operating in the coastal waters of Malaysia and Indonesia.

 

参照 : (a) MSC.1/Circ.1334

対象 : 全ての船主 / 船舶運航管理者

東南アジア海域において、海賊および武装強盗が発生しています。
アジア海域における海賊および武装強盗に関する地域協力協定(以下 ReCCAP: The Regional Cooperation Agreement on Combating Piracy and Armed Robbery against Ships in Asia)
および、ReCCAP の情報共有センター(以下 ISC: Information Sharing Centre)は、東南アジア海域において、過去一年間に非常に多くの事件が発生したことを発表しました。船舶用のガスオイルやディーゼル油の吸引被害、スクラップされた金属の窃盗等が報告されています。これら事件に関与した海賊および窃盗団は、よく組織化され、被害に遭った船舶を熟知していた模様です。

 

当 Advisory では、シンガポール海峡 (南シナ海の Mangkai およびアナンバス諸島の海域に 当たるマラッカ海峡)、マレーシアおよびインドネシア沿岸水域を運航する船舶のための
更なるセキュリティ強化に関し、推奨手順を紹介しています。

表題の海域を通過または運航する船舶においては、SSPに基づきセキュリティレベルを
2同等に設定してください。

 

海賊および武装強盗の襲撃(未遂含む)や脅迫等に遭った場合、船長は以下機関に報告して
ください。
(i) ReCAAP ISC(MSC.1/Circ.1334 に基づく)
(ii) 主管庁
(iii) IMB Piracy Reporting Centre

海賊および武装窃盗等の事件の未然防止および軽減ならびに財産保全ための適切な方法等を確立するために、表題の海域に入る前に船舶および航海の詳しいリスク評価を実施し、そのリスク評価をSSPの付属文書に含めてください。

 

詳しくは、原文よりご確認ください。
原文:MARINE Security Advisory: 04/2014

 

<本件お問い合わせ先>
リスカジャパン(株)
Tel: 03-5419-7001 / Email: operations@liscr-japan.com